ステップ1:身近な経験とつなげる
友達と話しているとき、知らない言葉や専門用語が出てきて、「それ、どういう意味?」と聞くことがありますよね。例えば、ニュースで「DX(ディーエックス)」という言葉をよく聞くけれど、一体何のことだろう?と思ったとします。
このとき、頭の中では「DXという言葉の意味は何だろう?」と考えています。このように、特定の言葉や事柄を指して「これ!」と特定し、その内容を説明したり尋ねたりするときに「という」が活躍します。
ステップ2:橋をかける
「という」 は、指し示したい言葉や内容を、まるで引用符(「 」)で囲むように切り取る役割をします。
「DX」という言葉
この場合、「DX」が指し示したい対象です。「という」がその直後につくことで、「DX」という名前の言葉、と具体的に特定しています。そして、その後に「意味」や「もの」、「こと」などを続けて、説明したい内容につなげていきます。
「A という B」は、「Aという名前のB」 または 「Aという内容のB」 という関係だと考えると分かりやすいです。
ステップ3:例を通じて理解を深める
実際の会話や文章でどのように使われるか見てみましょう。
1. 言葉の意味を定義する
「デジタルトランスフォーメーション」とは、IT技術を使って生活やビジネスをより良く変革していくという意味です。
(The term “Digital Transformation” means to innovate and improve life and business using IT.)
- 解説:ここでは、「デジタルトランスフォーメーション」という専門用語を指し示し、それが「どういう意味か」を説明しています。「Aとは、Bという意味です」は、言葉を定義するときの典型的な形です。
2. 人やものを紹介する
先ほど受付にいた田中という者から、伝言を預かっています。
(I have a message from a person named Tanaka who was at the reception desk earlier.)
- 解説:「田中さん」という名前の人を特定していますね。話し相手がその人をまだ知らない可能性があるため、「田中という名前の人」と丁寧に示しています。
3. 状況や内容を説明する
部長が、至急確認してほしいという連絡をくださいました。
(My manager contacted me, saying that he needs me to check something urgently.)
- 解説:ここでは「至急確認してほしい」という連絡の具体的な「内容」を指し示しています。「〜という連絡」「〜という話」「〜というニュース」のように、情報の内容を示すときにも頻繁に使われます。
ステップ4:インタラクティブな学び
では、少し練習してみましょう。あなたの国で、外国人には少し分かりにくいかもしれない独自の文化や習慣がありますか?
例えば、「『根回し』という日本のビジネス文化について説明できますか?」のように、あなたが説明したい日本の文化や、あなたの国の文化を「〜という〜」を使って紹介する文を考えてみてください。
よくある間違い:
「言う」という動詞そのものの意味で使いたいときは、漢字で「言う」と書くのが一般的です。
- 間違い:彼が「大丈夫だ」というのを聞いた。(少し不自然)
- 正しい:彼が「大丈夫だ」と言うのを聞いた。(I heard him say, “It’s okay.”)
「という」は、言葉を定義したり、内容を指したりする、より広い意味で使われることが多いです。
ステップ5:理解を定着させる
最初のシナリオに戻りましょう。「DXって何?」という疑問は、今ならこう説明できますね。
「DXとは『デジタルトランスフォーメーション』の略で、デジタル技術で社会を豊かにするという考え方のことです。」
このように、「という」は、ある言葉や事柄を「これです」と指し示し、その意味や内容を詳しく説明するための、非常に便利な「橋渡し」の言葉です。
これからは、ニュースや記事を読むとき、誰かが何かを説明しているときに、「という」がどのように使われているか意識してみてください。きっと、より深く文脈を理解できるようになりますよ。

